ヒトからの熱排出による温暖化はない

ある惑星では1年でバナナが10本でき、気温は平衡状態にあると仮定する。ヒトがいない場合、バナナは微生物により分解されて二酸化炭素と水になる。微生物は非常ななまけもので成長も仕事もしない。ちょっとだけ運動はするが運動エネルギーは結局すべて摩擦熱となるので、要するにすべての熱量は大気に放出される。この熱と太陽エネルギーでまた次の年にバナナが10本でき、残りの熱量は宇宙空間へ放射され、気温は変わらない。

ここに突然ヒトが登場する。このヒトは1年にバナナを1本だけ食う。微生物と同様、非常ななまけもので、バナナのすべての熱量は大気に放出され、気温は変わらない。えさを奪われた微生物は減る。ヒトが10人になるまではこの状態は変わらない。

ヒトが11人になると、化石エネルギーを用いてバナナを11本作るようになった。化石エネルギーの分だけ気温が上昇する。

これを地球に当てはめてみると、太陽エネルギーは約174 PW(174 x 10^15 W)である(ウイキペディア)、化石エネルギー消費は約13 TW(13 x 10^12 W)である(ウイキペディア)。地熱は23 TWである(ウイキペディア)。潮汐約3 TW。

化石エネルギー消費の割合は、

13 x 10^12 / (122 x 10^15 + 39 x 10^9) = 10.7 x 10^-5

である(太陽エネルギーの30%が反射されるとした)。地球の平均温度は288Kであるから、ステファン−ボルツマンの法則より、温度上昇量は、

288 x 10.7 x 10^-5 /4 = 0.0077 (K)

これは、100年で0.77Kになるようなものではなく、0.0077K上がって収束する。したがって、人間の存在自体の温暖化は無視でき、温室効果ガスなどその他の原因を考えないといけない。

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