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人口安定化(日本は人口維持)、食料自給率向上、資源の安定確保、国産エネルギー資源の開発を最優先せよ!

望ましい未来のイメージは人によって違う。たとえば、人類など絶滅した方がよいという人もいるだろう(環境が一番という人はそういわないと自己矛盾に陥るはずだ)。私は、人類がなるべく幸福に生存を続けることが望ましいと思う。幸福にもまたいろんな考えがあると思うが、ここでは、ある程度文化的で、精神的にもある程度満ち足りた生活を営むことが幸せとする。ある程度にもいろいろあるだろうがあまり考えるとキリがないので、取り合えずそれについてはおいといて、人類の存続について考えてみた。

「成長の限界」によればこのままだと人類は2050年くらいに、人口増加、資源や食料の供給速度不足、コストの問題による汚染の除去速度不足により、急激に30億人くらいまで人口が減る。その後はそれなりに安定した社会が到来するが生活の質は現在に比べてかなり低くなる。根本的な問題は、人口が地球で養える数を超えることである。養える数は、供給や汚染除去の絶対量ではなく、その速度で決まる。

なお、武田邦彦氏はホームページで化石燃料の資源量を約500万年であると推定している。資源量についてはこの推定が合っているのかもしれないが、採取速度について検討する必要がある。たとえば、1年分のエネルギーを採取するのに100万年かかっていては意味がないということである。

現在は、やや限界を超えたところにある。したがって、もはや、本当にベストな未来を選択することはできないが、量的な成長を求めることをやめ、質的な発展を目指せば、破滅的な人口減少を避け、それなりに安定した、生活の質もさほど劣悪でない未来へ向かうことができる。これがSustainable Development(持続可能な発展)である。よくいわれる「持続可能な開発」という概念は私には理解できない。

安定した未来に向かうには、まず、人口を安定化する必要がある。現在、先進国では人口は減少傾向を示している。発展途上国で人口が増加しているのは教育が充実していないための貧困が原因である。したがって、先進国は発展途上国において教育システムの充実を図り貧困を改善する必要がある。

人口が安定化すれば、エネルギー資源はトリウムが58年、海水ウランが1000年〜21億年あるので大丈夫である。鉱物資源は種々の理由から簡単には枯渇しない。海水ウランエネルギーでリサイクルも可能である。食料不足は解決しなくてはならない政治的な問題である。水は既に不足しているので早急な人口安定化が望まれる。海水ウランエネルギーによる淡水化も可能ではある。

地球温暖化についての私の考えは以下のようである。地球温暖化は起こっているしこれからもしばらくは続く。地表付近の気温上昇の直接の原因は二酸化炭素濃度増加(であり、その原因は人口増加、さらに遡れば遺伝子とミームの進化)だと私は考えている。しかし、温暖化は致命的ではないし、CO2を減らしても弊害のみで効果はないから増やさない程度にしたらいい。大本の原因を取り除く意味で人口安定化は最も効果的である。

多少の温暖化はヒートアイランドのない街づくりで対応可能である。その他は、寒い地方に引っ越す、熱中症にならないように冷房設備を整える、暑い日中に外で働かなくていいように労働スタイルを変更する(早朝や夕方へのシフト、シエスタなど)、気候に応じた農作物の品種変更、などである。また、どうしても温暖化を抑制したければ、石灰岩の微粉末を輸送機で成層圏にばら撒いた方がよっぽど気が利いている。効果は噴火と大気圏内核爆発で実証されている。

CO2を減らすためのいろんなエコといわれていることはたいてい逆効果で無駄である。無駄は人間が人間である存在意義だから構わないけど、実際には逆効果なのに、CO2を減らすとか、資源を節約するとかいうのはおかしい。しかも、金儲けをしているのは妬ましい(うらやましい?)。

地球温暖化は人類存続上の問題の一つであって最大・唯一の問題ではない。効果がない二酸化炭素削減だけに気や金を取られ、その他の重大な問題が見えなくなってしまうことこそが2010年現在での人類存続上最大の危機であると思う。とりわけ我が国では、人口維持(日本の人口減少を止めても世界の人口安定化には何の悪影響もない)、食料自給率の確保、エネルギーの安定確保・国産エネルギー(メタンハイドレート・海水ウラン)の開発などが喫緊の課題と考える。