人為的二酸化炭素排出量は約300億トン、ごく大雑把に石炭・石油・天然ガスが同じ割合で燃焼したと仮定すれば、二酸化炭素1モル44 gに対して水が約1.2モル21.6 g生じるから、水は約150億トン生じたはず。

進藤(2002)によると世界の水の使用量は35700億トン(1995)。生活用水3540億トンに比べても焼け石に水か。

進藤(2002)によると地球上の水の量は14億km3、その2.5%、3500万km3→3500 x 10^4 x 10^9トン→3500 x 10^13トンが淡水。その0.04%、14 x 10^12トン→14兆トンが大気中にある。化石燃料を燃やしても水蒸気量は変らないか。

水蒸気濃度が現在の2倍になると気温が8度上がり、半分になると8度下がるという研究結果がある(丸山、2008、p. 39)。大気中の水蒸気が14兆トン増えると1度上がり、7兆トン減れば1度下がることになる。排出量のうちどのくらいが溜まるのかわからないが、全て溜まったとすれば、今の調子で千年で1度上がる計算になる。

しかし、世界の降雨の概算が450兆トン(Fujii, 2011)だから誤差範囲といえば誤差範囲だな。水循環をちゃんと考えないとだめか。

参考文献

進藤惣治(2002)、世界の水危機と第3回世界水フォーラム、ARIC(社団法人農業農村整備情報総合センター)情報、Vol. 67, pp. 11-16、http://www.aric.or.jp/03_book/61_70/no67/topics/67.pdf

丸山茂徳(2008)、科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている、宝島新書

Fujii, Y. (2011), The Role of Atmospheric Nuclear Explosions on the Stagnation of Global Warming in the Mid 20th Century, Journal of Atmospheric and Solar-Terrestrial Physics, Vol. 73, Nos. 5/6, pp. 643-652, doi:10.1016/j.jastp.2011.01.005