エネルギー資源は全て自然にできた

エネルギーを自然エネルギーとその他に分けている人がいるが意味がわからない。もしかするとエネルギー資源のことを分類しているのかもしれないが、エネルギー資源は全て自然である。

たとえば、太陽エネルギーは自然な核融合から発生する可視光線を中心とする自然な電磁波であり、地熱は自然なU, K, Thの自然な同位体崩壊や自然な微惑星衝突の熱であり(The KamLAND Collaboration, 2011)、水力は太陽エネルギーが運び上げた水の位置エネルギーを利用する。風力や波力は太陽エネルギーに起因する大気や海水の対流エネルギーを利用する。

これらと同じように、ウランは自然な超新星爆発時の自然な核融合で生成した。石炭・石油・天然ガスは自然の樹木や植物プランクトンなどが自然に埋没して自然の地熱エネルギーや自然なバクテリアによる分解・還元や自然な重力に起因する地圧の作用でできた。

これに対して、水素は人間がエネルギーを加えて天然ガスや水から作るものでエネルギー資源ではない。バイオエタノールは、自生の樹木といった立派なエネルギー資源を、または、天然の森林を人間が大量に破壊して造成した畑で人間が大量の石油を用いて作ったサトウキビなどをさらに、人間がエネルギーを加えて加工し作った工業製品であり、自然エネルギーどころかエネルギー資源ですらない。

原子力は核分裂炉を使うから自然エネルギーではないというならば、工場で作った太陽光パネルを使う太陽光エネルギーや、工場で作った鳥を殺すプロペラや発電機を用いる風力エネルギーも自然エネルギーではないことになる(だしょ?)。

参考文献
The KamLAND Collaboration (2011), Partial Radiogenic Heat Model for Earth Revealed by Geoneutrino Measurements, Nature Geoscience, Published Online: 17 July 2011, DOI: 10.1038/NGEO1205