2017, 5/20

ポール・G・フォウコウスキー(2015)、微生物が地球をつくった、青土社。

Life's Engines, How Microbes Made Earth Habitableという意味でいい本だ けど、邦題はおかしい。地球は雪だるま式にできて、プルームテクトニクスで進 化してる。人間が出現したような環境をつくったのは微生物だけど、地球にとっ て人間は特別の存在じゃない。明らかな誤訳がいくつかあるし、日本語として意 味が通らない訳文も多い。文句を言ってる暇にオリジナルを読めってことだろう けど、業務上必要なものならいざ知らず、そこまでして読む気はせず。

2017, 5/9

マイケル・ポーラン、雑食動物のジレンマ、東洋経済新報社。

アメリカ人はほとんどトウモロコシだけで生きている。

ビーガンが食べる穀物は、野ネズミを粉々に砕くコンバインやウッドチャッ クを巣ごとつぶすトラクターで収穫される。鳥は殺虫剤で地に落ち、収穫後の穀 物を食べる動物は駆除される。(下巻、pp. 140-141)

人間の手による動物の死は、自然界の避けられない道の果てに待っている死 よりも、普通は短時間で終わるため痛みも少ない(下巻、p. 143)

など、いろいろと気づかなかったことを気付かせてくれた。ただ、まあ、 じゃあどうしろと言いたいのかは読み取れない。それは自分で考えろよ、ってこと だろか。

2017, 4/4

竹内冨貴子(1998)、読むダイエット、講談社。

こういうのが生活習慣病蔓延の元凶だ。20世紀最悪の書のひとつ。バター よりマーガリンの方がややカロリーが高いです。でも、植物油という点でマーガ リンの方がいいです、だとか、もう、あほか。内臓脂肪と皮下脂肪の図も逆に なってるし。講談社も落ちたもんだな。

2017, 3/28

幕内秀夫(2015)、ドラッグ食 あなたを蝕む食依存と快楽、春秋社。

砂糖とか異性化糖、トランス脂肪酸がだめ、日本のパンは菓子パンみたいで よくないっていうのは同感だけど、白米を手放しで絶賛し、低炭水化物食を理屈 なしに否定しているのはどうかね。昔の日本人は米をたくさん食って肥満や糖尿 はいなかったって、毎日農作業とかの重労働してて、肥満するくらい食えなかっ たからじゃないのかね?酒だってハレの日しか飲めなかっただろうし。糖尿悪化 する前に死んでたと思うし。大体、白米じゃなくて、玄米とか雑穀混じりじゃ?

2017, 3/13

グラハム・ハンコック(1996)、神々の指紋、翔泳社。

どういう本だか知らないけど名前は聞いたことがあった。要するに、最終氷 期以前に南極大陸に高度な文明があった。大洪水によりほぼ全滅することがわ かったため、ピラミッドを作り、様々な知識を残した。生き残った少数の人類 は、石器時代に戻ってしまった大多数の人類に神とかそれに類するものとして知 識を授けた。我々ももう少しでほぼ全滅するから、同じようなことをしなくては いけない。

というような本だ。ピラミッドが最終氷期以前に作られた証拠とか、今の技 術をもってしてもピラミッド作れないでしょ?ということろは、まあそうかもと 思うけど、大陸が3000 kmすごい勢いで移動するとか、それはないんじゃない? と、思う。

上、pp. 286-288、アラスカやシベリアでマンモスが凍りついてる。

p. 305、Earth in Upheaval. p. 138。大潮の時に地震が多い(んじゃないんだって!)。

下、p. 283、次の磁気反転は2030年。Harwood, J. M. and Maline, S. C. R. (1976), Nature, 12, Feb., 1976。

2017, 3/12

中山裕木子(2016),英語は3語で伝わります、ダイヤモンド社。

この人の言ってることは200%正しいと思う。3語じゃないじゃないかとか揚げ 足取る人も多 いみたいだけど、ウォシュレットの英文説明みたいな英語をやめて、SVOを基本 にしろってことで、それが万能とは著者も言ってな いし、そういうとこでヒステリックに批判する人っていやだな。

惜しむらくは、自分を含めた理 系バカにはまだ少し難しく、生粋の理系バカなら途中であきらめちゃ うかも。

2017, 3/7

伊藤和憲(2013)、痛みが楽になるトリガーポイントストレッチ&マッサー ジ、緑書房

うーん、痛い場所を探してストレッチとマッサージをしようという本で、痛 い場所がトリガーポイントでそこを探す方法がオリジナルみたいなんだけど、別 に痛いんだから押せばわかるよ。で、痛いところをストレッチしてマッサージす ると痛みが楽になるって...当たり前...じゃないのか?

2017, 2/8

上里真奈美(2003)、神と鬼の系譜、彩図社。

古事記における天上の神々は大和人で地上の神々は熊襲や薩摩隼人みたいなことを書いて あったが、無理せずDNF。

2017, 2/3

黒崎直(2009)、水洗トイレは古代にもあった、吉川弘文館

平安時代は貴族は自分のおまるを持ち歩き、庶民は路上にうんちするのが普通 だった。した後は普通は木製の糞べら、貴族の一部は紙を使用。路上のウ ンチは犬が食ってしまったようだ。現在でもモンゴルで、するそばから犬に食われたという報告がある。歴史的には豚のエサにしていた例もある。

2017, 1/27

小林弘幸(2012)、「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人を つくる126の習慣、幻冬舎。

別に変なことは書いてないと思うけど126は無理っす。せいぜい3つくらいに してくださいな。

2017, 1/26

草刈民代(2006)、全身「からだ革命」、講談社。

食事とPNFとピラティスで椎間板ヘルニアから復活したという本。各人の症状 により千差万別だろうから具体的な方法などは書いてないが、小山裕史の1000倍 くらいいいわ。同じ講談社か。

2017, 1/25

小山裕史(2008)、小山裕史のウォーキング革命、講談社。

科学的なように装っているのだが、何をどうしたらなぜどうなるというの が、ほとんど曖昧模糊としていて、何を言わんとしているのかわからない。唐突 に英語のテクニカルタームを織り交ぜたり、イチローとか青木功と友達だだとか 言ってみたり...少なくとも力学系の専門書としてみればもちろん、入門書とみても論外。

2017, 1/22

小池義孝(2012)、不健康は治る!主婦と生活社。

ときどきいいことも書いてあるけど、獣肉は人間に近いから消化吸収の負担 が大きくて、一番遠い生物の植物が一番いいんです、って一体なに?で、靴下を5枚重ねて履くと一番内側に履いたものが毒で真っ黒になって、足の皮膚が裂けて膿が出てくるって、あんた、もしかそれが本当なら、悪い病気だから、変な健康法やめて、病院に行った方がいいぞ。本当じゃなくてもやっぱり病院だ。精神科に行け。

2017, 1/20

標宣男(2004)、科学史の中のキリスト教、教文館

キリスト教、とあるのに江戸時代とか古代ギリシャとかから始まっていたの でびっくり。書いてあるのは日本語だと思うんだが書いてあることの意味はほとんどわからない。何かそういう特殊な知的障害もあったと思うが、私は普通の本に書いてあることの意味はわかるから、私の知的障害ではなく、この本の言語が特殊なんだと思う。

2017, 1/15

新田尚・土屋喬・稲葉征男(2003)、天気図の見方と調べ方、オーム社

やさしい教科書を読みたいと思い、よく見ずに適当に借りてみたが、これはあきらかにお天気オタク用。余りにもマニアックで読む気がせず...というか、読んでも何もわからないだろう。さすがオーム社。

矢部辰男(2008)、日本の家ねずみ問題、地人書館

自分の家には(たぶん)ねずみがいないのであまり興味が湧かず。

2017, 1/13

大川隆法(2016)、正義の法、幸福の科学出版。

成人式の会場の入り口あたりで配ってたというのを娘にもらって読んでみ た。フォントが大きくて、行間が、ずるい学生の卒論のようにスカスカで、老眼 の私にも読みやすい。

イスラム国のテロはアメリカが原因だだとか、アジアの国々は日本が大東亜戦争を 戦ったおかげで独立できて日本に感謝しているのだだとか、正しいものの見方も 書いてあるけど、エル・カンターレというのがご本尊で、それの本体部分が地上 に下生(???)したのが自分だとか、本気で信じているなら気違いだ。

エル・カンターレって何ものだ?もしかそれが天地を作った生物なら定義的 にエイリアン(地球外生物)だよね?生物なら親がいるはずだしな...そうい うとこ、理論あんの?まあ、キリスト教にもそんなのは全くないわけだけ ど。気違いの集まりとしか思えんわ。

2017, 1/4

裴英洙(2014)、なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか、ダ イヤモンド社。

なぜって、いやだからに決まっていて、どのようにして、とするべきだと思 うが、それはさておき、一流のビジネスパーソンは二次会にはいかない、ビール は乾杯だけで、あとはワイン・焼酎・ウィスキーだとか、栄養ドリンクは体に悪 いとか、できるビジネスパーソンは例外なく肉食である、あたりは同意だな。寝 酒はしない、サプリはとらない、あたりは見解が異なる。

ま、一流のビジネスパーソンはこんな本読んでる時間はないと思うが。

2017, 1/1

レト U. シュナイダー(2015)、狂気の科学、真面目な科学者たちの奇態な 実験、東京化学同人。

1600年からの色んな実験が紹介されている。心理学関係が多いな。狂気って 感じじゃないけど。凶器の化学、なんかも面白いかも。

2016, 12/13

湯浅景元(2005)、これならできる簡単エクササイズ、岩波書店

色んなちょこっとした運動がいっぱい書いてあって、これを覚えるよりママ チャリでサイクリングした方が早い感じがする。それよりも、この著者の、あな たは7秒でやせられる(学研)、というのを読んでみたいな。7秒...唾を吐く くらいしか考えつかないが...アイソメトリクスの1回7秒のことか?

2016, 12/9

エドワード・ワン(2016)、箸はすごい、柏書房

歴史的な中国の固有名詞がバンバン出てくる英語の本を和訳するなんて考え ただけで気が遠くなるが、それを、面白いから、だけでやってしまうのが御年80歳 の元朝日新聞の雑誌編集員。いやー、箸より年寄りがすごい。

で、訳者は7000年前から箸があるのかと感心していたけれど、私は、499万年、箸なしでやってきたことの方がすごいと思う。だって熱くて焼いた肉持てないよ。

2016, 11/26

フレデリック・J・シムーンズ著、山内昶監訳(2001)、肉食タブーの世界 史、法政大学出版局

やっと読み終えた。本文自体の日本語が難解で4か月くらいかかった。よくこ んなものを翻訳する気になるものだと感心していたが、監訳者後記の日本語の意 味がさらに難解で理解しがたく驚愕した。

たとえば、じつはタブーとは秩序(コスモス)の構成に必須のゼロ・タイプ の社会システムだったはずだから...って、これ日本語か?こんなのを査読し てくれと言われたら、即座にリジェクトしてやるぜ。だいたい、「昶」からして 読めん。

2016, 11/10

和田一雄(2004)、海のけもの達の物語、成山堂書店。

いや、まあ、題名通りの本。でも、オットセイの部分がすごく長くて、トド→ アザラシ→ラッコとやや尻すぼみ。個人的にはどっちかというと好きなのはラッ コとかアザラシなんだが。

2016, 11/8

若杉友子(2013)、長生きしたけりゃ肉は食べるな、幻冬舎。

また幻冬舎か。それはともかく、肉・玉子等を止めて野菜中心、時々魚の一汁一菜にしてガンが直った、健康になった、一汁一菜で体を壊した人などいないということが延々と書かれている。ガンが直った、は、なんかこう、薬事法違反とかすれすれのような気もするが、書いていいのかね?

塩分を摂ると体が暖まって健康になるとか、牛乳が体に悪いとかは同意するが、キリンは反芻するから消化吸収が良くて人間もそれと同じです。だとか、肉を食う牛がいますか?だとか言われると、まじめにケンカする気にもならない。でも、本人が元気なのは確かなようだし、こういう食事で健康になる人がいるのも確かだろう。私に白髪が多いのも確かではある。

私も米と野菜の煮物と漬物と味噌汁だけで健康でいられるのなら安上がりだし、それでいいのだが、そんなことしたら低血糖で動けない。かといって、食事量を増やせばぶくぶく金正恩みたいに太って持久力ゼロ、中性脂肪、LDL激増、末は高血圧・脳梗塞・脳溢血・心臓病・糖尿病で早死にだ。まあ、菓子パン・コーラ・カップ麺の人がこういう食事になれば、そりゃ、健康状態も改善されるだろうが。

脂肪は体にいい!っていう報告が信頼できる機関から何度もあるんだけど、信じたくないから信じないんだよね、みんな。魚だって体にいいのは高脂肪だからなんだけどな。人間はチンパンジーから遺伝子的に分離して、たとえば、500万年前として、499万年は穀物なんぞ食ってなかったんですよ。くらいはお伝えしたいもんだな。

2016, 11/6

H・ギルバート・ウェルチ リサ・M・シュワルツ スティーブン・ウォロシ ン(2014)、過剰診断 健康診断があなたを病気にする、筑摩書房

いい本だ。軽い異常を見つければ見つけるほど、予後がよくなり生存率も上 がるので早期発見は健康にいいとアピールされる。罹患率が増えるのでその病気 は流行とみなされ、さらに検診がさかんとなる。実際は見つかった軽い異常の患 者はそもそも病気ではなく、過剰診療で受けなくてよいデメリットを受けてい る、というようなことが、微に入り細に入り、これでもかと書いてある。ここま で書かないと、早期発見が健康にいいという洗脳は解けないという好例であろ う。早期発見は異常を見つけているだけで予防ではない、とか、研究費の審査員 はたいてい、その領域で最も著名な研究者で、彼らの多くがすでに確立された理 論と方法に凝り固まっている、とか、いいこと書いてるけど、洗脳されて凝り固 まった人たちは、こんな本読まんな。

2016, 10/6

ロバート ウィンストン・ロリ オリベンシュタイン(2004) 、スーパーヒューマン、清流出版

表紙がものすごく精密な義手なんで、その手の本かと思ったら、機械はよく ないという本だった。で、大けがのときは余計な治療をしない方がいいことを示 し、がんの画期的な治療法を紹介し、遺伝子治療に入っていく。そして、デザイ ナーベビーはもちろんよくないよ...といいながら、でも、倫理的なものを含 むいろんな問題が解決されたときどんな人類が生まれるだろう、とか、分裂気 味。おそらく、本当は遺伝子をいじくってスーパーヒューマンをつくりたいけ ど、一生懸命我慢してるというところか。共著だから、意見が一致しなかったの かも。バカンティーの耳マウスも載ってたから、もう少し遅い出版だったらiPS 細胞とかSTAP細胞も載ってたな。

2016, 9/30

デイミアン・トンプソン(2014)、依存症ビジネス(原題:The Fix)、ダイ ヤモンド社。

アルコール依存の話しかと思ったら、覚せい剤、オンラインポルノ、オンラ インゲーム、オンラインショッピング、iPhone、甘いお菓子等、なんでもあり で、筆者はそういうのの原因は仕掛ける側が依存させようとしているからで、本 人の努力で脱出できるものであり、病気ではないという立場のようだ。

まあ、漆塗り職人でもなんでもそうだよな。たまたま対象があまり恥ずかし くないようなもので、それで食っていれば、何々一筋で凄いですねと言われ、恥 ずかしいものだったらけなされる。でも、まあ、確かに、毎晩、朝までオンライ ンポルノ見てるとか恥ずかしい。

2016, 9/20

ジェニファー・アッカーマン(2011)、かぜの科学、早川書房。

筆者によれば、かぜの予防法は、よく寝る、禁煙する、軽い運動、ワインを一杯飲むか飲まない、人混みを避ける、頻繁かつ念入りに手を洗う、だそうだ。抗生物質や抗菌石鹸は効かないとか、寒いのは関係ないとかはあたり前として、うがいは効かないというのは素晴らしい。

2016, 9/5

寺本純(2007)、「ふるえやけいれん」がよくわかる本、講談社。

病気の話が多くてあんまりまじめに読む気はしなかったんだけど、我々が、 足が攣るとかいう現象は、有痛性けいれん、というらしい。で、5年くらい前か 忘れちゃったけど、手が痛くて目が覚めて、開くのに苦労した(もしかすると閉 じるのに苦労したのかもしれない)という、奇妙な症状は、リウマチかと思って いたが、偽性ミオトニア?というのかも。

2016, 8/25

菊池眞悟(2004)、本物の治す力、ハート出版。

ササエキスの宣伝本で、いたるところにガンが治ったみたいな記述がある。 本当にそうならちゃんと査読付きの学術雑誌に論文書いてくれと厚労省の役人と 同じように、思う。薬漬け医療はよくないってのは同感だけど、ササエキスに頼 るっていうのも、特に薬漬けと変わらないような気がするし。原料が自然の植物 だっていったって、タバコだってアヘンだってコカインだってあらゆる酒だって、 そうだよ。体に無害とは限らない。ウコンだとかプロポリスとかの健康被害なんかもあるんだし。

2016, 8/16

宮田徹(2005)、「もどし運動」で疲れないカラダをつくる、草思社。

Q & A形式で、ラジオ体操をしたら体が痛くなりました。どうしてですか?と か、質問がくだらないので、どうにもこうにもだけど、本当に書きたいことを書 かせてあげればきっとけっこういいことを書いてくれるんじゃないかと思う。 AKAとか仙腸関節とか、その辺をもう少し詳しく書いてくれれば少し読んでみた い。右利きのゴルファーは左の仙腸関節が硬い...だとか。

2016, 8/3

ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ(2003)、ラダック 懐かしい未来、山と渓谷社。

モノカルチャーなグローバリゼーション(あまりよくないと思うけど、一番わかりやすい例で世界中で英語が使われ、コカ・コーラが飲まれ、マクドナルドが食われてる)を鋭く批判している。思想としては賛成だし、それが可能なら私もそれが一番とは思うけど、ミームの変 異と自然淘汰があるから、実際問題、無理。

2016, 6/19

小菅桂子(2002)、カレーライスの誕生、講談社選書メチエ

題名通りの本。ホッキカレーが書いてあるけどスープカレーとかが書いてないのは2002年だからか。ホッキカレーは苫小牧じゃなくて福島県の双葉町の。残念ながら、現在ではほぼ全域が帰宅困難区域指定だ。

2016, 5/30

エリザベス・アボット(2011)、砂糖の歴史、河出書房新社

大著。老眼と格闘しながら2か月くらいかかって読了。

砂糖がこれほど歴史に大きな影響を及ぼしていることを知らなかった。特に 奴隷、人種差別、年季奉公、人種間対立。黒人の奴隷についてはもちろん表面的 なことは知っていたけど、なぜインド人や中国人がアフリカにいるのかとか、な ぜキューバは社会主義国になっていて、アメリカのいじめにあっていたかとか。 日本人も結構つらい思いをしたらしい。

しかし、まあ、もう少しすると少なくとも工場で製造される飲食物に使われ ている蔗糖はほとんどが果糖ブドウ糖液糖にとって代わられると思うのだが。 で、著者は砂糖が糖尿病の原因であると考えているようだが、砂糖だけじゃなく て小麦、コメ、イモ、トウモロコシ、にんじん、かぼちゃ、スイカ、バナナ、パ イナップル、、、全ての糖質が原因だよ。残念ながら、砂糖だけやめてもほとん ど効果なし。

バイオエタノールのあたりも思い込みが激しいな。2011年だと、既に、バイ オエタノールは環境負荷が大きくてほとんど災厄以外の何物でもない、みたいな 世論になってたと思うけど...ネーチャーの論説とか読んでみればいいのに。 ネーチャーも小保方さんの論文取り消して後悔してるだろうな。ドイツとかアメ リカのSTAP研究者ががんがん小保方さんの引用したらインパクトファクターもっ と上がったよね。

2016, 4/17

須田隆吉(2013)、子供のねこ背は治る!、青春出版社

何を言ってるんだかわけがわからない。

2016, 4/14

永井勝次(2000)、よく効くニンニクの神秘的薬効、近代文芸社

同じようなことが何度も何度も何度も何度も書いてあって、これが学生の文 章だったら、真っ赤に添削して返したくなるところだが、それはさておき、例 の、ネズミをおぼれ死ぬまで泳がせるという、薬物の業界ではスタンダードらしい、 超残酷な試験で、ニンニクを無理やり食わせたネズミのおぼれ死ぬまでの時間は そうでないネズミの3倍だそうだ。

著者は、ニンニクを取り入れ、膨大な国民医療費のいらない、健康で長寿の 国になりたい、地球の最後を救うものはニンニクであろう。(要点)と締めく くっている。地球の最後って、50億年後に赤色巨星化した太陽に飲み込まれるか、その前に太陽に落下するかで、もしか56億7000万年保ってくれれば弥勒菩薩が助けに来てくれるのだが、いすれにしろ、ニンニクごときにはどうしようもないような気はする。

それはともかく、韓国の運動選手の持久力が日本人の3倍優れているようにも思えず、さっきの3倍長生きマウスはヒト換算で韓国人の100倍くらい食べさせられ ているようなので、最低でも韓国人の10倍くら いは食わないと目に見えるような著効は出ないんじゃないだろうか。

もちろんドーピングにはならないわけで、私もできれば韓国人の10倍くら い、ついでにココナッツオイルで炒めて食べて、ニンニク臭とケトン臭をプンプ ンさせながらガンガンちゃりに乗って55歳以上のクラスで副賞を稼ぎたいものだ が、人間の臭覚が退化しない限り、正直難しいな。

でも、同じ速度が3倍長く続くのであれば、函館競輪場を3か月くらい借り切って、毎日ニンニクを韓国人の100倍食って、アワーレコードに挑戦してみたい気はしないでもない。

というわけで、早速iHerbでにんにくサプリを探してしまった。次の日に持ち越さないように夕食後に控えめに食って、1%でもタイムが短縮できれば御の字だ。金・土は少し大目に食ってもいいかも。

2016, 4/12

橋口幸司(2003)、本格焼酎銘酒事典、新星出版社

昔はたかが焼酎と思っていたが、ずいぶん奥が深いもんだな。まあ、自分は 紙パック専門で高いのは買わないけど。しかし、あれだな、日本酒を禁止すれ ば、糖尿病患者も相当減ると思うが、そんなこと言ったら猛烈にバッシングされ るだろうな。

コーラとかジュースに税金かけるのが先か。

2016, 4/8

南和友(2001)、解病、アチーブメント出版

題名といい、日本人初のボッフム大学永代教授という肩書といい、気の持ち ようで万病から解放されるとか、とんでもないことが書いてあるのかと思ったら、全くそ うではなくて、規則正しく早寝早起き、魚と野菜を食べましょう、というような ことが書いてあり、逆にびっくりしてしまった。

でも、肉や油は控えめにというと、南先生、毎食 パサパサの鱈ですか?うまい魚は一般に脂質が多いですよ。例えば、焼きサバ100 gは318 kcalでそのうち202 kcalが脂質。あぶら食べてるようなもん。豚肩肉は125 kcal。脂質34 kcal。あぶら控えめのために魚って論理破綻してませんか?

2016, 4/7

高橋尚子(2001)、風になった日、幻冬舎

読んでるとまるで小出監督と高橋尚子がそばにいるような感じがするので、 二人を好きな人にはお薦め。しかし、幻冬舎か... 意外だな。

2016, 4/4

高橋尚子(2014)、走らなきゃもったいない!、ポプラ社。

出版の意図はよくわからないが、もちろん偉大な金メダリストであるから、 マラソンレースに役立つ実戦的な知識は散見される。しかし、まあ、それより も、読んでるとまるで高橋尚子がそばにいるような感じがするので、彼女を好き な人にはお薦めだな。私は特に好きでも嫌いでもないが。

鳥山新一(1988)、健康をつくる自転車ののりかた、築地書館

ずうっと昔にたぶん読んだことがある。この人医者だったんだ。うーん、古 いと言えば古いが、基本的なところは今と同じと言えば同じ。不完全なマフェト ン理論ってところだろうか。

ちょっと、ちゃりにこだわりすぎな感はある。ジョギングは抜かれたら抜き返そうとするから体に悪いと断言しているけど、ちゃりも同じでわ?

2016, 3/28

桐山秀樹・吉村祐美(2012)、おやじ必読!愉しく続ける糖質制限ダイエッ ト、世界文化社

糖質制限をしたから死んだなどと言われている話題の作家の本。同じような ことが何度も書かれていたり、内容が整理されておらず、理系人間としては読む のが苦痛で途中から飛ばし読み。

ひとこと言わせてもらうと、糖質制限中の晩飯のレストランなど、苦労して 選ぶ必要はない。適当な居酒屋に入って糖質でないものを何でも好きなだけ頼め ばいいだけだ。昼飯はコンビニで買えばよい。シェフの協力による低糖質ピザだ とかいらぬ面倒だ。

実際の食事内容を見ると大して糖質制限していなかったという話もある。い ずれにしろ、問題は、糖質制限していたかどうかではなく、検査数値が全部問題 ないのに突然死んでしまったということ。各種検査とその数値の解釈が全くでた らめであてにならないということであれば、もう、何が何だか...

2016, 3/21

ジェフリー・M・スミス(2014)、偽りの種子、家の光協会

遺伝子組み換え作物を食べないようにしよう、という本。書いてあることがすべ て本当かどうかわからないが、少し気をつけてみようかなと思う。納豆のパッ ケージにときどき「遺伝子組み換え大豆不使用」とか書いてあるくらいにしか 思ってなかった。

ともかく「アフリカの飢えを救う」は明らかな嘘だな。

p. 289

グループ内で何かを決めようとするとき、いちばん影響力をもつのは、グループ 内でもっとも知識をもっている人ではなく、もっともよく発言する人だ。

p. 303

アメリカで遺伝子組み換え食品が販売されるようになったのと時を同じくして、 過去7年間で食品に原因がある病気の発生が二倍に増加したとアメリカ疾病管理 センター(CDC)は信じている。

イギリスでは遺伝子組み換え大豆の輸入が始まって以来、大豆アレルギーの報告 が50%増加している。

農協系の出版社だから、多少のバイアスはかかっていると思った方がいいの かな。

2016, 3/14

米山公啓(2002)、命はカネで買え、集英社。

あまりにもくだらないのですぐ読めなくなった。21世紀最悪の図書だな。

2016, 2/23

吉本佳生(2007)、スタバではグランデを買え!、ダイヤモンド社

和合秀典他(2006)、払いません。、三五館

橘玲(2003)、得する生活、幻冬舎

以上三冊、無理。

2016, 2/17

スティーブン・R・バウン(2014)、壊血病 医学の謎に挑んだ男たち、国書 刊行会

レモンとオレンジが効くと気がついた医者がいたのに、どうしてそれが否定され、忘れら れ、思い出され、また否定されなどして、一般的になるまでに何十年 もかかったのか、あたりを描いた娯楽小説。プレートテクトニクス然りで、ま あ、こういうことは非常によくある。

昔の東北や北海道でも事情は同じだったんじゃないかと思うし、電気冷蔵庫が動くようになった段階で原因はわからずとも自動的に消滅していたような気もするが。

なお、この本によるとビタミンCを合成しない哺乳類はモルモット・霊長類の 一部・コウモリだ。テンジクネズミじゃなかったか?なんか資料ごとに微妙に違 うから、まじめに調査してみないと...俺ももう少しビタミンC取った方がい いかな...生肉で。

2016, 2/13

安保徹(2001)、医療がをつくる、岩波書店。

医療が病をつくるという題名が意味するところに期待して読んでみた。私の 知識が不足しているせいかもしれないが、内容にはほとんどぴんと来ず。意地で 最後まで字面を眼で追ってみたが、目が疲れただけ。

2016, 1/24

渡辺佳子(2007)、経絡リンパマッサージ、からだリセットBOOK、高橋書店

マッサージの方はあまりバリエーションがなく、すぐ覚えられて簡単。鎖骨 のくぼみの中を押すとすごく変な感じ。で、意外とツボ押しの解説が多いが、何 も感じないツボも多い。たとえば、失眠という不眠解消の特効ツボがかかとの真 ん中にあるというが、いくら体重をかけて押しても全然何も感じないので、ツボ にはまっているのかどうかわからない。

調べてみると、失眠は奇穴(経絡にないツボ)で、鈍感だからお灸するか、器具でぶっ叩け、でも体の一部ですからほどほどに、ということらしい。はあ。

江部康二(2005)、主食を抜けば糖尿病はよくなる!東洋経済新報社

どう考えてもまっとうな理論である。これと正反対の有害な治療を行っている 大多数の医者は、考えるのが嫌いな怠け者か製薬会社とべったりなウソつきとしか 思えない。

もっと言わせてもらえば、これがわざわざ本になること自体がおかしい。本来ならば教科書に載って日本人の常識となっているべきことであろう。

2016, 1/15

産経新聞社会部(2004)、日本の食卓、集英社

一体何が言いたいのか皆目見当がつかない。

2016, 1/11

林督元(2007)、スポーツ吹矢入門、ビックサクセス発行/ぶんぶん書房発売

ビッ「ク」って何よ?とか、ぶんぶんと言われて、ススキノむんむんクラブ→ ジャガーレーシング→峠レーシングと連想してしまう自分が恐かったり するが、それはさておき、入門と謳いながら、スポーツ吹矢のやり方は全160 ページの100ページから始まるという大胆な構成。それまでは、吹矢が万病に効 くという体験者の声で構成される。

スポーツ吹矢を嗜むと肛門の筋肉が鍛えられ尿失禁はもちろん、人工肛門 さえ手術で塞げるらしいので、私も加齢により尿失禁になったり、直腸がんになっ て人工肛門になりそうになったら、あるいは、なってしまっても、スポーツ吹矢で復活するのだ。渡哲也もやってみればいいの に...渡吹矢。

2016, 1/10

南雲吉則(2012)、20歳若く見えるために私が実践している100の習慣、中経 出版。

なぜ20歳若く見られたいのかがよくわからないし、色々と見解が異なること もあるのだが、スポーツしない、食べない、飲まない、夜更かししない、と、ここまでやると微笑ましい。私は1秒でも速くゴールするにはど うするかを追求し、クレアチンとかBCAAとか中華カーボンとか、涙ぐましいとい うか、やっぱり微笑ましいか。

もしか若くみられたかったら、私の場合は、ビゲンヘアカラーで白髪を染めれば大分印象違う と思われる。

2015, 12/29

日高敏隆(2001)、ネコはどうしてわがままか、法研

ずいぶんしっかりしたことが書いてあると思ったらソロモンの指輪とか利己 的な遺伝子の訳者か。ソロモンの指輪はいっぱい引用されてるけどドーキンスは ドの字も出てこない。学問体系全体からいうとドーキンスの存在って大したこと ないのかね。

レザー・アスラン(2014)、イエス・キリストは実在したのか?(Zealot, the Life and Times of Jesus of Nazareth)、文芸春秋

映画の邦題もそうだけど、どうしてここまで原題を無視するのか理解に苦し む。それはともかく、キリスト教は、ナザレのイエスの教えなんかじゃ全くな く、エルサレムからローマ人を追い出そうとして処刑されたイエスの思い出話に 着想を得たパウロの妄想を、ローマ帝国が民衆の支配のために利用し、現在に 至っているというわけだな。

この世の中を牛耳っている欧米+ロシアのほとんどの人々が1人のユダヤ人の 妄想を本気で信じているんだから、この世の中自体も妄想みたいなもんだな。日 本の葬式専用宗教である仏教なんかもろくなもんじゃないし。

神道くらいならまだ許せるけど。神話とか伝統儀式とか、信じてないけど、 悪くはない。正月に仕事を休んで滝野に行けるのも神道のおかげ。あー、お盆に がっつり自転車乗れるのは仏教のおかげか。

中原秀臣(2013)、こんな健康法はおやめなさい、PHP研究所

厚労省の回し者という感じ。トクホだ?エコナだ?それこ そ、おやめなさい。日本人は休肝日は1日でいいというのが唯一の収穫。

三浦雄一郎(2012)、歩けば歩くほど人は若返る、小学館

こっちの方が中原秀臣の1024倍くらいいいぞ。アンクルウェイトつけて歩く んだ!マフェトン先生が卒倒すると思うが、やってみたくはなる...アンクル ウェイトって結構高いんだね。

2015 12/21

トル・ゴダス(2011)、なぜ人は走るのか、筑摩書房

著者の名前が「掘りごたつ」みたいだ。それはともかく、なぜ人は走るのかについてはたったの2ページしか書いてない。なぜ「Running: A Global History」が「なぜ人は走るのか」と訳されているのか不思議でたまらない。そして何事もほどほどにしておけないという、洋服はランニングウェアしか持ってなくてあとは和服しかないという解説者がなぜ自己ベスト4:49.56なのかもわからない。

どう考えてもこの自己ベストはほどほどの賜物としか思えないんだが。中村監督が釣行で亡くなったとか、馬監督がチベット犬のブリーダーをやってるとかなかなか興味深いことも書いてはあったが。

2015 11/24

鄭信義(2015)、"スマホ首"があらゆる不調を引き起こす!講談社

ストレートネックは悪いに決まっているが、提案のスマレッチが何も気持ち よくない。私は自他ともに認めるネット中毒で、ひどい猫背でもあるが、胸鎖乳 突筋が凝ってないから、ストレートネックじゃない...の?

腹筋は弱い方じゃないけど、たぶん。

2015, 11/23

吉田誠一(2008)、ヨム マラソン、講談社

ベストタイム3:22の市民ランナーの主にマラソンレース記で、ベルリンマ ラソン、ボストンマラソン、ネス湖マラソンとずいぶん金持ちな感じもするが、おそらく、職業上、年間50万マイルくらいたまって、このくらい使っても使いきれないんだろう。まあ、全部含めて実力ではある。

あー、だから、社長で金持ちだからすごい機材は買えるけど、忙しくてあんまり練習できないし、 つきあいの酒席も欠かせず調整万全とはいかなかったり、学生がガッツリ練習して機材 不足をカバーしたり。

不労所得でいい機材を買い、暇にまかせて練習しまくりで、いい成績を上げ る人も、別にずるくはない。不労所得で暮らせるようにした努力が実を結んでい るだけだ。もしか悔しいと思えば、自分もそうできるように努力するべき。

2015, 11/23

リュウサキ タツヤ(2012)、のんびり走れば脳が目覚める!自由国民社

あーこれは、ランニングの本じゃなくて、やや怪しい脳活性法の本だ。

2015, 11/17

クリストファー・マクドゥーガル(2010)、BORN TO RUN、NHK出版

なんでかわからないが読むことになり、出張で機内で暇だったこともあり、2日でむさぼるように読破。木材と文明には2か月くらいかかったが、あれもこのくらいウィットに富んだ書き方をしてくれれば2日で読破できたかもしれない。

栄養に関することにはかなり文句があり、ベアフットも結局ペガサスか?ホモサピエンスは走って獲物を捕獲した点でネアンデルタールを凌駕した?とか、いろいろあるはあるけれど、走りたくなった。でも、現状では880 mで腰が痛くなる。裸足だとやっぱり痛いから、だめもとでビブラムファイブフィンガーズ、ナイキフリー、あるいは単なるサンダルを試してみればいいのだろうか?

カバーヨはハルク・ホーガン、ジェンは金髪で青い目で幼児体型のすごい腹筋かと勝手に想像していたが、画像を検索するとカバーヨがユル・ブリンナーだったりして全然違っていた。そのカバーヨはランニング中の事故?で死んじゃったらしい。

2015, 11/13

ヨアヒム・ラートカウ(2013)、木材と文明、築地書館

力作だと思うし、木材に関する膨大な知識に遭遇する機会を得、2か月ほど老 眼と戦いながら意地になって読破したが、結局何なのか?得たものはほとんどな いかも。

2015, 11/8

  • 内山雅博(2005)、今日から挑戦するフルマラソン、日本実業出版社

    かかとから着地しましょうとか、スタート前に1Lの水を飲みましょうとか、 こういう本は形になってるだけに恥ずかしいのが後世まで残って困るね。 この類の本の著者にはなりたくないものだ。

  • トライスロンを楽しむ会編(2006)、誰でもできるトライスロン、 GAKKEN SPORTS BOOKS

    あ゛ー。

  • 篠崎友・竹内正昭(2015)、トライスロン完走BOOK、成美堂出版

    そう、せめてこのくらいでないと、あまり役に立たん。

    2015, 10/26

  • 深井有(2015)、地球はもう温暖化してない、平凡社

    全体(もう温暖化してない、二酸化炭素削減は即刻止めよ、二酸化炭素は命の源)は、私にとってはごく当たり前の話で、むしろこれ以外の事(温暖化は近年ますます加速しており、二酸化炭素削減に一刻の余裕もない)を洗脳されている人達は頭がどうかしてるんじゃないかと思うが、エネルギーを節約せよとか太陽光で水素エネルギー、ミドリムシあたりはもう一段深く考えてみていただければと思う。

    2015, 10/10

  • 佐藤聡(2009)、エクストリームウェア、技術評論社

    うぁー。

    2015, 9/26

  • ディビッド・モントゴメリー(2010)、土の文明史、築地書館

    Dirt: The Erosion of Civilizationsという素敵な原題名を、そのまま訳してくれればいいのに。

    結構手ごわい本で、読むのを避けたりしながら2か月かかってしまった。もう少し言いたいことを単刀直入に言ってくれるとすぐ読めるんだけど、読み物だからしょうがないか。

    もう一冊ずっと借りてるのはもっとフォントが小さくて、虫眼鏡が必要だな、ありゃ。

    2015, 9/19

  • 工藤一彦(2015)、内臓脂肪を減らす本、主婦と生活社

    もちろん医者の書いた本だから勉強になる部分はある。また、医者にしては珍しく低炭水化物を推奨している。でも、炭水化物を減らして、脂肪も取りすぎないようにでは、何食うの?ここを突破しない限り、単に低カロリーダイエットになっちゃうよね。で、運動しろとか言われたって、腹減って無理。ご本人も小太りに見えますが...

    2015, 9/1

  • 小泉武夫(2005)、ぶっかけ飯の快感、ビジネス社。

    油断大敵というのは中国で油を食べないとだめだというところから来てい て、だから中華料理では油を盛大に使います、みたいなことが書いてあったが、 冗談か?

  • 黒田征太郎(2004)、グルメのアホ、講談社。

    言ってることがブレブレで、対談なんかも話が噛み合ってないと思う。 金を出して買う値打ちはないと思うが、最後まで読めたから、図書館で借りて読 む分には、ギブアップするような本よりはましだったということか。

    2015, 8/19

  • ライフ・リサーチ・プロジェクト(2015)、モノの原価がまるごとわか る本、青春出版社

    ちょっと調べればわかることだが、まとめて書いてあるので、ウェブページ にアップしてくれるととりあえずささっとみたいときには便利かもしれない。で も、わざわざお金を出して冊子体で購入する人がいるとは思えない。

    表紙に、Understanding the cost of things and spending less moneyと書 いてあるが、日本では、普通、原価がわかってもモノが安く買えるわけじゃない ので、これはおかしい。東南アジアの屋台でお土産を買うんじゃないんだからさ。

    2015, 8/18

  • 山野井徹(2015)、日本の土、地質学が明かす黒土と縄文文化、築地書館

    これは素晴らしい本だ。激お薦め。クロボク土は火山灰じゃなく、ローム層も火山灰じゃないんだ!!!私はこの先生の主張は正しいと思うが、万が一間違っていたとしても、既成概念に挑戦する姿勢が素晴らしい。学者の鑑だ。石狩図書館で借りたが、買おう。買うと読まないんだが。

    2015, 5/26

  • 川嶋朗(2008)、病気は心のメッセージ、PHP

  • 川嶋朗(2010)、58歳からの人には言えないからだの悩み、講談社

  • 鎌田實(2006)、ちょい太で大丈夫、集英社

    以上三冊、バランスよくとかあぶら控えめとか書いてある時点で読みたくな くなってギブアップ。ものすごい頑固ジジイになりそうだな、自分(既になって るか)。

    2015, 5/20

  • 船瀬俊介(2013)、病院で殺される、三五館

    病院がストしたら死人が半減したのは事実だし、がん検診・がん治療はしない方が長生きする、ワクチンは打ってはいけない、タミフルは飲んではいけない、輸血はしてはいけないってのはそうだと思うが、なんか、すごくとんでもなことも書いてあって、それゆえに全体の信憑性が結構疑われる。

    事実だけ書いて、余計なことを書かないようにすれば、この類の考えも、もう少し世間から受け入れられると思うんだが、そうでなきゃ、やさしく微笑んでたり、お涙ちょうだいしているがん検診のプロパガンダに負けちまうさ。

    これまで自分の娘が死ななくてよかった。まだ油断はできんが。子宮頸がんワクチンを受けさせるなんて言われたら、いつも以上に激しく夫婦喧嘩して、殴ってでもやめさせたと思う。で、DVで訴えられちゃうわけよ。俺が悪いんじゃなくて、ワクチン屋が悪いのに。

    2015, 5/19

  • 川嶋朗(2013)、人が死ぬときに後悔する34のリスト、アスコム

    うーん、同感するところもあるけど、変だなと思うところも、というより、この人のポリシーがわからない。それがいいか悪いかは別だけど。

    延命治療とか死後の献体とかに関するエンディングノートをつけておけっていうのはもっともと思う。俺が死んだらこれを読め、ってのは作ってるけど、延命治療するなとか葬式するなもそのうち作っといた方がいいな。大体、宗教なんか一切信じてないんだから葬式する資格がないよな。ちょっと違うが石島先生の、俺が死んだらこうしろ、という指示は凄かった。事故死とかだとああはいかない。

    2015, 4/27

  • ノンテクトニック断層研究会(2015)、ノンテクトニック断層、近未来社

    著者らの知識と努力は素晴らしいと思うが、そこまでテクトニックかノンテクトニックかにこだわる必要があるとは思えない。テクトニックだろうがノンテクトニックだろうができたメカニズムが大切で、それがわかれば、テクトニックかノンテクトニックかどうかは言える訳で。その断層が地震を起こすか起こさないか、起こすとしたらその地震の規模はどのくらいかを予想するのは大事だと思うが。

    知床の地滑りはすごいな。盛り上がったところだけ見たってしょうがないからそこだけ写すのやめてくれ。地滑り土塊全体が大切でしょ。

    2015, 4/13

  • 坂東眞理子(2008)、親の品格、PHP新書495

    間違ったことを言ってるわけではないが、わざわざ金を出して買うほどの本とは思えない。

  • 古宮昇(2004)、大学の授業を変える、晃洋書房

    言ってることはわかる。できる人はできると思うが難しそう。でも、まあ、学生が楽しんでくれればこっちも楽しいから、おそらく7年くらい積ん読していたが、数多い失敗を反省しながら、学生の達成度が最大となるように、ついでに、あのジジーは面白いとか言われるように、ここらでもう少しがんばってみるか。一生懸命やってるのに、あのクソジジーは本当むかつく、とか言われのはつらいからな。

    2015, 3/25

  • 轡田隆史(1997)、「考える力」をつける本、三笠書房

  • 轡田隆史(1997)、「考える力」をつける本2、三笠書房

    大誤報朝日新聞の解説員という偏見があるかもしれないし、くれた人にも申し訳ないが、この本を読んでも考える力はつかないと思う。「私の思考法」くらいが適切な題名の、文系の人が書いたちょっと古くさい軽いエッセイという立ち位置だろう。

    珍しくアマゾンのレビューと評価が一致した。「朝日新聞を読んだ時に感じるあの独特の不快感」とか書いてあるが、そこまではいわずとも...

    2015, 3/3

  • 木本協司(2013)、石炭火力が日本を救う、現代書館

    第一次世界大戦とかブラジルに移住してのあたりはちょっと...だし、文体に癖があるし、気に入らないところや、間違いと思われるところもあるが、いくつか勉強になるところもあったし、何より、温暖化のシミュレーションは間違っているとか、石炭火力がいいとかは正しい主張だ。読んで損はない。

    2015, 3/2

  • 西川潤(2014)、新・世界経済入門、岩波新書1482

    読まなければいけないと思いつつ、ギブアップ。どうも無味乾燥だ。

    2015, 2/11

  • 鷲田清一(2014)、哲学の使い方、岩波新書1500

    だめだ、ギブアップ。

  • 服部茂幸(2014)、アベノミクスの終焉、岩波新書1495

    もっと面白おかしく書いてくれないもんかな...ギブアップ。

    2015, 1/30

  • 岡田温司(2014)、黙示録、岩波新書1472

    久々にこの手の本にトライしてみたがやっぱりギブアップ。

    2015, 1/11

  • 近藤誠(2012)、医者に殺されない47の心得、アスコム

    大体予想通りの本なんだが、やはり、がんには免疫力は関係ないというのが理解できない。だって、「実際にリンパ球ががん細胞を攻撃する様子を顕微鏡で観察してみましょう」っていう東大医学部付属病院免疫細胞治療学講座の画像だってあるんだから。

    エアロビックなエクササイズ、早寝早起き・十分な睡眠、正しい食事(炭水化物控えめ、十分なタンパク質、十分なオメガ3・オメガ9、オメガ6控えめ、ファイトケミカル)、周到に計画した日焼け、で免疫力を高めてガンを吹っ飛ばせ、ってならないもんだろうか。巷のバカ高い免疫療法は詐欺だっていうのはそうだと思うけど。

    ここが間違いだとすると、がんもどきも信用していいのか少し不安になる。延命するなっていうリビングウイルは素晴らしいと思うが、常におでこに貼っておかないと救助者にはわかんないよね。折りたたんで免許証や保険証と一緒に財布に入れとけばいいか。

    特にこの辺りは近藤先生の独壇場というか、もうこれだけですべては明らかだ。銃撃されたとか、包丁で刺されただとか、骨折だとかはしょうがないが、死にたくなかったらできる限り医者にはかからない方がいい。

    コロンビアで1976年に医者が52日間ストしたら死亡率が35%下がった。
    ロサンゼルスで1976年に医者がストライキしたら死亡率が18%下がった。
    イスラエルで1973年に医者がストしたら死亡率が半減、2000年には死者数が39%減少。
    

  • 石井光(2014)、医者の嘘、幻冬舎

    コラーゲンから始まって間違いがすごく多いと思うし、栄養や代謝っていうか、論理がおかしい。免疫のところもなんか説明違うと思う。

    以上2冊は楽天ブックスの限定ポイントとか期間限定ポイントとかがあったので買ってみた。電子書籍は生まれて初めてだが、拡大して読めるのでpdfと同じで意外と老眼にやさしい。でも、pdfと違って気軽に貸し借りできないし、印刷ボタンくらいつけてくれたっていいだろうに、ケチ。全体のページもほしいぞ。

    2014, 12/18

  • 安部芳裕(2008)、金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った、徳間書店

    再読。一般的にはユダヤ人陰謀説に分類されるものであり、全部が全部真実だとも思えないが、金の動きに関しては、中矢経済学よりもずうっと現実に近いことを語っていると思う。でも、対策が太陽光パネルだとか電気自動車だとかじゃあ、余計だめだ。

    2014, 12/10

  • 中矢俊博(2007)、入門書を読む前の経済学入門(第二版)、同文舘出版

    再読。やっぱり説教臭くて好きになれない。もちろん、初心者向けだからこういう書きかたになっているというのもあるんだろうけど、こういった精神論(労働が一番大事です、一生懸命働きなさい、そのうち景気も良くなりますよ)だけでは、自分の利益をとことん追求する欧米や、容赦なく発展する中国やインドにそのうち吸収されてしまうのではなかろうか。

    生きていくための金は必要だから、もちろんそれは稼ぐとして、それだけでなく、広い視野で国際政治や国際経済にも興味を持ち、勉強し、一生懸命考え、行動を選択していくことが大事ではないのか?

    2014, 12/3

  • 鬼頭宏(2000)、人口から読む日本の歴史、講談社学術文庫1430

    読んで悪い本じゃないと思うが、微に入り細に入り過ぎて、細かい数字は門外漢としては辟易。飛ばしながら、拾い読みした。気候や文化と絡めて人口の挙動を論じることが自分の画期的なところで、旧来の研究者にはなかなか受け入れられずみたいな書き方だが、むしろ、従来の研究者がそうしてなかったのがおかしい。細かい統計上の手法なんてどうでもいいから、気候や文化との関係、ついでにいえば、その気候の原因まで掘り下げてもっと詳しく論じて欲しかった。

    結局、最後にこれからの日本について、第一に簡素な豊かさの実現として再生可能エネルギーでやっていこう、第二に少子化の受け入れと静止人口の実現、第三に公私、または官民の役割の明確化という提言をしている。

    第一の提言については、ほとんどの人が誤解しているのでしょうがないが、再生可能エネルギーのみを使う全ての文明が滅びたこと、そして、我々は化石エネルギーを使っているからのうのうと生き続けられているのだということを認識してほしい。第二、第三の提言は漠としてよくわからない。まあ、対応していくしかないわけだけれども。

    人口減少開始前に書かれた本なのですでに若干古い。3.11の数か月前に突然開始した急激な人口減少に関する専門家の見解を聴きたいところだ。

    2014, 12/1

  • 石毛直道(2013)、世界の食べ物、講談社学術文庫2171

    世界各地の食べ物について書いてあるが、南アメリカが抜けていたり、けっこう古い記述がある。本人もそれを認めていて、それでもその当時の事情を書くのも意味があるということで文庫化にあたってそのままにしたということだ。本人も認めているが写真がないのは寂しいところだ。魚醤の類に関する記述が多い。私は魚醤は嫌いだ。うなぎの肝も食えなかったし、イナゴの佃煮でJRの線路に吐いたこともある。ベルギー人に「お前は日本人じゃない」と言われたくらいだ。

    2014, 11/28

  • 新島繁(2011)、蕎麦の事典、講談社学術文庫2050

    題名通りの本で、図書館で借りて通読するものでは全くないので、読めず。手元に置いとけば、わからないことを調べるのにいいと思うが、1100円か。

    2014, 10/1

  • 曽野綾子(2012)、人間の基本、新潮新書458

    もっともな話が書いてあるが、特に読む必要はなかった。要するにしっかり生きなさいってことだと思うが、自分を見失っている人とかは読んでみてもいいかも。

    2014, 9/26

  • 伏木亨(2005)、人間は脳で食べている、ちくま新書570。

    おいしさが情報に左右されているといった話でそれはそれで面白いのだが、快感を過剰に欲求する人類は緩慢な死を迎えつつある、というのは同意しかねる。というか、このあたりの論理がむちゃくちゃ。

    2014, 9/25

  • 竹田青嗣(2009)、人間の未来、ちくま新書765。

    無理。

    2014, 9/22

  • 浅野純次(2006)、食は医力、教育評論社

    いいことも書いてあるが基本的に間違っている。脂肪を食うと体脂肪が増え るって、どうしてそう思うの?洗脳されていませんか?

  • 小泉武夫(2010)、絶倫食、新潮社

    もっとえっちに書いてくれないと、絶倫食って感じはしない。今のままだと 滋養強壮くらい。「食は医力」より4倍くらいいいと思うが。

    2014, 9/14

  • 有田正光・石村多門(2001)、ウンコに真鍋!、じゃなかった、学べ!ちくま新書316

    科学的な部分は、面白いところもあるのだが、いかんせん古い(汚泥スラッジ海洋投棄OK時代の話だ)のと、今一つ不正確な感じがするのと、寄生虫の、この間、健康食品関係で逮捕されたかなんだかとにかく問題になった藤田先生の著書の引用が多すぎて、これなら藤田先生の本を読んだ方がいい。

    哲学的な部分はウンコである。訳が分からない。言いたいことはあるようで、それはおそらく3行くらいに要約できると思うのだが、それを100ページくらいに薄めて書いてあって、本題と関係のない余計な(面白けりゃ関係なくてもいいんだが、そうでもない)ことを長々と引用して、堂々巡りするので、まるで、某スリランカ人の修論のイントロダクション(剽窃の危険性マックスだったけど、バッサリ削除してやったから大丈夫だ)を読まされているようで、いらいらするし何が何だか。

    あー、理系でよかった。生まれ変わっても理系になりたいものだ。

    2014, 9/1

  • 鷲田清一(2011)、「ぐずぐず」の理由、角川選書

    人がぐずぐずする理由が書いてあるのかと思ったら、人がオノマトペから意 味を理解できる理由が書いてあった。悪い本じゃなく、面白いけど、ほかに読み たい本もあるので、残念ながらDNF。

    2014, 8/31

  • 近藤誠(2002)、成人病の真実、文芸春秋

    高血圧・糖尿病・インフルエンザワクチン・がん、そして生活習慣病全般について、健診・治療あるいは接種をすると死亡率が

    増える

    ことがちゃんとした文献とともに示されている。素晴らしい本だ。21世紀の国内ベストブック。絶対に読んだ方がよい。絶対に読んでね。絶対だ!買う必要はないんだから。図書館で借りればいい。

    2014, 8/29

  • 齋藤孝(2010)、雑談力が上がる話し方、ダイヤモンド社

    題名がおかしい。

    それはともかく、こういうことはものすごくくだらなく、どうでもいいこと に思える。別に理系の才能のある男子学生にコミュニケーション力を要求したり、英語を教えなく ていい、そいつらはコミュニケーション力に欠けていようが、英語ができなかろ うが、素晴らしい車や素晴らしいテレビを設計するんだからそれでいいんだ、と いう武田邦彦先生の教えの方がずっと正しいと思ってしまう私は相当洗脳されて いるのだろうか。

    喜んでる学生も多いけど、グループディスカッション主体の講義なんかやめ て教えるべきことをストレートに教える方式に戻した方が実はいいのかも。全員 寝たら困るけど、1人でも起きている奴のために全力で教えるのは悪いことでは なかろう。「寝たけりゃ寝ればいい。自己責任だよ。試験ができなきゃ落とすん だから。」なんて言ったらまた総スカン食って首になるかもな... それはちと困る。

    2014, 8/28

  • 成毛眞(2011)、日本人の9割に英語はいらない、祥伝社

    タイトルの話もあって、それはそれで悪くはないけど、メインの内容は、俺 は勉強しなくても英語話せるようになったぜ!という自慢のような感じ。読書家 であるのはそうだろうけど。

    2014, 8/26

  • 佐々木紀彦(2011)、米国製エリートは本当にすごいのか?東洋経済新報社

    日米関係について勉強できた。題名は主題を表しているわけではない。

    2014, 8/19

  • ピーター・サックス(2000)、恐るべきお子さま大学生たち、草思社

    成績インフレの現状を明らかにし、論じている。私もある年に、もの凄く出 来が悪かったが、正直に成績をつけて、結構な人数を再試にしてみたら、学生に 総スカンを食ったことがある。いつもと同じように教えていつもと同じ基準で採 点したわけだから、びっくりしたのはこっちだよ。

    それ以来、成績は、私の精神が耐えられる限界ぎりぎりに甘くつけている。 たまにまじめな学生に文句を言われるが、しょうがないだろ。大多数はそうじゃ ないんだから。こっちだって好きでやってるわけじゃない。

    まじめな君らにはたぶんもっと偏差値の高い大学が似合っている。大学院でどこかに 行きな。東大・京大なんか月並で面白くないから、MITとかCALTECHとかいいん じゃないの?資源にこだわるならペンステートとかアルバータとか、オーストラ リアなんかにも一杯あるよな。理学っぽい岩力ならラモントとかさあ。

    でもまあ、世界どこでも成績インフレなわけではあるけど。

    2014, 8/14

  • 筒井康隆(1990)、文学部唯野教授、岩波書店

    久しぶりに筒井康隆を読んだ。筒井康隆だった。なぜ文系の先生が助成をも らって北大出版会から博士論文をそのまま出版しようとするのかわかった。時間 のつぶし方としては、工学部ヒラノ教授を読むよりはずっと上質だ。

  • 近藤史恵(2007)、サクリファイス、新潮社

    大して期待しないで借りたのだが、エンターテインメントとして面白く、普 段より一時間半夜更かしして一気読みしてしまった。細かい突っ込みどころはあ るが、自転車競技のことはたぶん私より詳しく、プロットは、パソコンゲームで も組んだように、実に手が込んでいる。他の作品も読んでみたい気になった。題 名を見ると少し引くが。

    2014, 8/11

  • 今野浩(2011)、工学部ヒラノ教授、新潮社

    柳沢教授のような話かと思ったら全然違っていた。特にお勧めするような本 ではないが、工学部の先生のことが知りたい人は読んでみ。

    イリヤ・プリコジンが、働かないアリが20%いることを示したと書いてある (p. 200)が、長谷川秀祐先生じゃないの?

    2014,7/30

  • ジャック・アタリ(2008)、21世紀の歴史、作品社

    ギブアップ。

    2014,7/24

  • 内山昭一(2012)、昆虫食入門、平凡社新書635、平凡社

    カラー口絵の虫寿司はグロい。理屈ではわかるが私はムシは苦手だ。じゃあどうしてナマコが食えるんだだとかウニが食えるんだだとか言われると困るが、これらも別に喜んで食ってるわけじゃないし、ホヤとか白子でさえ食えないよ。ロジャーズ先生にお前は日本人じゃないとまで言われたくらいだから。まあ、魚だってよく見りゃグロいけど。せいぜい蛙とかスズメくらいだな。バブル期につぼ八で食った覚えがある。あー、ゴールドコーストの日本食レストランで食ったワニは悪くなかった。全然ムシじゃない...

    p. 64, アリでホチキス

    p. 116, 食用昆虫科学研究会

    p. 137, 「人間は脳で食べている」

    p. 181, 恒温動物は変温動物の15倍食ってる。

    2014,7/22

  • 大久保泰邦(2014)、エネルギーとコストのからくり、平凡社新書(Y760)、平凡社

    現状についての説明のあたりはよくまとめてわかりやすく書いてあるなと思って感心していたが、将来のビジョンは結局、石油がなくなるから現在の文明は終わりだ。太陽光発電と地中ヒートポンプを使って田舎で農業をして自転車で移動して質素に暮らそう。ヨーロッパの田舎は素敵だ。みたいな感じでくだらない。石油がなくなったってオイルサンドやシェールオイルがあるんだし、シェールガスは高くてだめだ?安いから掘っていて、アメリカはあと100年は大丈夫ですけど?石炭は勘定しないんですか?原子力は?トリウムは?海水ウランは?高速増殖炉は?核融合は?

    ヨーロッパの田舎だって、エネルギー資源がなくなれば、木を全部切り倒した時点で消滅ですがね。

    p. 26, 石油の44%輸送、33%発電・エネルギー、23%工業原料

    p. 28, 火井(日本書紀)、1691年ルーマニアモレニ油田

    p. 30, 産業革命→労働者・軍隊

    p. 92, 燃料費/建設費・維持費(JPY/kWh)、Nuke 1.65/4.2, Coal 2.6/3.9, LNG 3.8/2.6, Oil 6.5/3.7

    p. 113, バイオエタノールは不可能。

    p. 140, 図12

    2014,7/21

  • 原田信男(2014)、神と肉、日本の動物供養、平凡社新書(Y860)、平凡社

    ギブアップ。読み続けること能わず。

    2014,7/16

  • 松生恒夫(2013)、老いない腸を作る、平凡社新書(Y760)、平凡社

    腸の話はいいけど、「脂肪を取るとメタボになる」って、本当ですか?どこの論文にそんなこと書いてありました?それもご自分で実験してみてはいかが?

    グループAには炭水化物:タンパク質:脂肪由来カロリー=10:30:60、グループBには60:30:10の食事を与え、総カロリーとか運動量は同じにして2か月。で、血液検査結果と体重、体脂肪率、各部サイズをちゃんとした国際医学雑誌に発表してくださいな。私にも教えてね。できれば脂肪はオメガ3:6:9と飽和脂肪酸の割合をきちんとしてね。サラダ油だけ食わせてわざと病気にするとか反則だから。

    2014,7/15

  • 西松建設「ダム」プロジェクトチーム(2014)、巨大ダムの"なぜ"を科学する、アーク出版

    ダムのことはよくわかった。この本をくれた西松建設に謝意を表する。しかしそれは私が理系で岩盤は知っていてコンクリートとか土木の事も少し知っているからであって、一般市民には大部分理解は困難だと思う。技術者がこういう本を書くのは難しい。全編モノクロというのも理解を困難にする一因であるが、これは紙媒体の限界。

    シリーズ本でトンネルは大成建設が書いている。誰かこれ、くれないかな。

    2014,7/14

  • ポール・コリアー(2012)、収奪の星、みすず書房

    p. 18, 資源+技術+法規=繁栄

    p. 19, 資源+技術−法規=略奪

    p. 22, 自然+法規−技術=飢餓

    p. 32, レントシーキング

    p. 56, 資源の呪い、コルタン

    p. 63, オランダ病

    pp. 82-84, OECD 114000 USD/km2 掘り尽くされて、アフリカ23000 USD /km2 掘られてなくて、少なくても91000 USD/km2は未発見

    p. 122, 石器時代が終わったのは、世界の石が枯渇したからではない。

    pp. 245-246, ヨーロッパのせいでアフリカでは南アフリカ以外では遺伝子組み換えが禁止されている。

    p. 247, 補助金狙いの穀物利益団体は非効率な見苦しい行為をやめようとせず、アメリカの穀物のおよそ1/3がエネルギーに転換されてきた。この事実からも、−中略−、補助金狙いのロビー団体が恥知らずに力を発揮していることがよくわかる。

    p. 248, アフリカの飢餓を改善するにはバイオエタノールの補助金をやめ、遺伝子組み換えの禁止を撤廃することだ。

    2014,7/1

  • 近藤誠(2014)、これでもがん治療を続けますか、文春新書966

    いやー、そういっても、治療しちゃう(させられちゃう)んじゃないかな?天涯孤独な一人暮らしならいいんだけど。しかし、免疫力は関係ないってのはちょっとよくわからない。ワイル先生はガンになること自体、相当の免疫不全を現しているといってるが。

  • 沖大幹(2014)、東大教授、新潮新書560

    この先生はよくわからないがおそらくいい先生で、あとがきにも書いてあるが、みんながそういういい先生だったら誰も東大教授の悪口はいわないと思う。もっと悪い東大教授の見本みたいな人が書いた本も読んでみたいものだな。

    p. 76, やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば 人は動かじ(山本五十六)

    p. 137, 「やる」か「やらない」かだ。「やってみる」という選択肢はない。(ヨーダ)

    p. 187, 怠け者の節句働き

    2014,6/24

  • 高野和明(2011)、ジェノサイド、角川書店

    想像していたのと中身が全然違っていたが、娯楽本としてものすごく面白かった。これだけの内容だと映画化しても2時間半だと無理っぽく、読書はいいということになるんだろう。目が疲れるが。

    ちょっと調べてみると、戦闘シーンのリアルさなどで映画化は絶対無理という意見があった。まあ、子供兵の大量殺人とか強制された母親のレイプ殺人なんかも出てきて、あのへんは本だからいいけど、画像で見るとグロすぎるだろうね。あと、反日日本人という意見と。単なるエンターテインメントなんだからそこまで深読みしなくていいんじゃないかと思うが。

    2014,6/10

  • アラン・ワイズマン(2008)、人類が消えた世界、早川書房

    109、鳴く鳥を空から消し去るには、実際にそれを撃つ必要はない。その住処や餌をある程度奪ってしまえば、鳥は勝手に落ちて死んでしまうのだ。ポール・マーティン(古生物学者)

    157, 洞窟

    164, 地下

    167, 地下都市

    202, 岩塩

    230, 糞、堆肥

    256, ドーバートンネル

    270, ラッシュモアは25 cm/10000年

    304, 劣化ウラン弾

    325, 台地

    338−339、洪水玄武岩

    364, 中性紙

    394-5, 宗教

    ガビオタス, Gaviotas

    2014,5/9

  • 山岸明彦(編、2013)、アストロバイオロジー、化学同人

    一貫性もまとまりも全くない章の寄せ集めであり、同じようなことが何度も同じように出てきたり、同じようなことが全く違う観点で記述されていたりする。それがこの本の特徴であり、アストロバイオロジーの現状であると開き直っているが、その通りだろう。クオリティーも大きくばらついているが、ときおりやたら専門的な章もあり、一日で読めますとか言った類の本ではない。ややヘビーであるが読んで損はない。人類の未来が書いてあるという書評につられて読んだが、その辺は適当な記述であった。こういうのがだんだん教科書的に整理されて、そのうちだれが書いても似たような本になるのだろうか。

    p. 4, primordal soup

    p. 78, heavy bombardment, cataclysm, 軌道共鳴

    p. 143, GOE, Great Oxidation Event

    2014, 4/21

  • 河合蘭(2013)、卵子老化の真実、文春新書906

    p. 234、染色体のテロメアは分裂を繰り返すたびだんだん短くなっていき、なくなったら終わり。 ところが、精子のテロメアは男性の年齢に逆行してだんだん長くなっていく。 高齢の父親から生まれた娘とその娘から生まれた子供はテロメアが長い。 高齢でも子供が持てるように進化している?

    2014, 4/15

  • 蒲谷茂(2013)、歯は磨くだけでいいのか、文春新書902

    特にコメントないっす。まあ、真面目に磨こうというくらい。

  • 近藤誠(2013)、がん治療で殺されない七つの秘訣、文春新書913

    転移してないガンはほうっておいていい。転移してたらどうせ助からないからほうっておいていい。もしか大きくなって障害が出たら放射線で少し縮めたり鎮痛剤で痛みを抑えることは可能。いずれにしろ検査をして早期発見しても意味がないから早期発見のための検査はしない方がいい。抗がん剤は絶対に飲まない方がいい。というのが基本スタンスのようだ。その通りとは思うし、独身ならそれでいいと思うが、治療をしたら延命できると一般に考えられているので、治療しないから早死にして家族に迷惑をかけてとか言われると迷惑だ。

  • 常田佐久(2013)、太陽に何が起きているか、文春新書888

    p. 159、グラファイトシアネート0.03 μ/K
    p. 183、スベンスマーク1997
    p. 192、太陽は明るかった?

    これはいい本だ。読んだ方がいい。

    2014, 4/7

  • 成毛眞(2014)、もっと面白い本、岩波新書1468

    意外と読書家なんだね、この人。書評を書いてもらうと売れる、となるとどんどん送られてくるのかな。

  • 長沼毅・井田茂(2014)、地球外生命、われわれは孤独か、岩波新書1469

    Sessions, 2009酸素濃度、p. 67
    鳥の白筋はなぜ持久力がある?p. 71
    氷VI, p. 138
    潮汐ロックか。

  • 松井孝典(2013)、生命はどこから来たのか?アストロバイオロジー入門、文春新書930

    全体的にくそまじめで哲学的な話が多くて辟易しながら読んでいたがさすがに専門のところは詳しい。長沼・井田(2014)の方が面白いけど、こっちの方がちゃんとしてるとは思う。

    何でこんな類の本ばっかり読んでいるかというと、

  • 山岸明彦(2013)、アストロバイオロジー─宇宙に生命の起源を求めて─、化学同人

    というのに人類の未来が書いてあるという書評があって、それを探しに行ってもなぜか見つからず、代わりに似たような本を借りてしまうからで、人類の未来を書いてある本にはいまだに出会えず。

    2014, 3/4

  • 佐藤健太郎(2013)、炭素文明論、新潮社

    いくつか明らかな間違いがあったがまあまあ面白かった。著者のサイエンスライターは大学では化学を専攻したらしくそのあたりは勉強になった。必読というほどじゃないけど図書館で借りて読んで損はない。

    2014, 2/8

  • 夏井睦(2013)、炭水化物が人類を滅ぼす、光文社新書

    低炭水化物食については素人だが、湿潤療法で有名な医者の先生である。低炭水化物食については何をいまさらという部分が多いし、特に脂肪酸のあたりの知識は大してないようだが、進化生物学的なところはなかなか読ませてくれ勉強になった。糖尿病で入院して医者に殺される前にぜひ読んでほしい。私がいくら言っても説得力ゼロだから。なお、夏井先生の想像する未来の食料は、ウジをすりつぶしたものである。たしかに栄養的には問題ないし、ナマコを食う日本人がウジを食えないのかと言われればそうだけど...

  • 當瀬規嗣(2010)、いちばんやさしい生理学の本、秀和システム

    道新で脂肪の代謝かなんかのコラムを読んで、わかりやすさに感動した記憶があったので、コラムをまとめた本を借りてみたが、期待ほどではなかった。一般向けにやさしく書いているから物足りないのはしょうがないが、特に運動生理学とかはあまりご存じないようだし、根本が医者の考えだった(バランスよくとか脂肪は太るとか)...医者だから当たり前か。

  • 岡崎公彦(2011)、がんの特効薬は発見済みだ!たま出版

    本当かどうかわからないが、ネットで調べてみるとベンフォチアミンはAGEsを防いでアンチエージングなどとも書いてあり、もしかしてがん予防になればもうけものだし、毒にはならんだろうと思いサプリンクスからベンフォチアミンを買って飲み始めた。小さいカプセルで毒にも薬にもという感じがする。視力が回復したり、疲労回復が早くなったり、スキーが速くなったり、加齢臭が軽減したりなどするとうれしいのだが、予想通り今のところ体調には全く何の変化もない。本当は生アーモンドの方がオメガ3や食物繊維やビタミンEが入っていていいと思うが、あまりうまくないし、袋を開けると全部食ってしまう悪い癖があるのでね。ところで、アフリカ人はナッツを一杯食うから糞切れがよくて大便の後、尻を拭く必要がないというのはご存じか?

  • 岡崎公彦(2010)、究極の難病完治法、たま出版

    ノイロトロピンを皮下注射すると私の患っている花粉症とかアトピーを始めALSもなにもかも治ると書いてある。協力してくれる医者もいないだろうし、皮下注射は痛いので却下だ。錠剤なら香港あたりから処方箋なしで買えるようだがけっこう高いし、溶かして自分で注射するほどの意欲はない。シャブ中に間違えられると嫌だしな。で、後半は相当やばい内容である。どうやばいかはここには書かない。自分で読んで確かめてほしい。この後半がなかったら頑張ってノイロトロピン自己注射したかもしれないが、後半があるがために前半の信憑性までもが激しく疑われ、そこまでする気がなくなった。

    2014, 1/28

  • 小澤祥司(2013)、エネルギーを選びなおす、岩波新書

    補助金をもらって黒字でだとか、固定化価格買取制度でうんぬんとか、根本的に間違ってると思うが、よく勉強していて感心した...って言ったら怒られるか。

    2013, 12/27

  • 宮内泰介・藤林泰(2013)、かつお節と日本人、岩波新書

    かつお節のうまみがどうで、和食との何が何してという内容を予想していたら、まったく違っていて、インドネシアとかでかつお節を作ってきた日本人の生きざまみたいなことがメインであった。悪くない本である。

    いつかわからない

  • 人はなぜ迷信を信じるのか

    p. 112、迷信は条件付け?、p. 114、教授の条件付け